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制作事例とサンプル

S.T様

お仕事データ

ご依頼内容
ウェディングアイテム
担当業務詳細
ヒアリング / 複数のデザイン提案 / デザイン(決定稿) / 用紙の選定・提案
初回お打ち合わせ
都内カフェにて対面で
ご担当者の人数
1名(ご確認にもう1名)
進行について
主にメール、対面
使用ツール等
Illustrator
           

制作に関するエピソード

1

ご依頼の経緯

今回ご依頼くださったSさんは、長年お付き合いをさせて頂いている大切な友人です。
前々からSさんとの会話の中で、夢であった結婚式まで中々たどり着けないと聞いていました。数年前に入籍されたものの新型コロナウイルスの流行が重なり、長期間の延期やプラン変更など予期せぬ自体が次々に起こったためです。この時の彼女の心労は相当なものだったでしょう。

そんなある日、彼女から連絡がありました。
「やっと結婚式ができそう!もしよかったらペーパーアイテムのデザインをお願いできないかな。友達だからじゃなくて昔からあなたのデザインが本当に好きだから、無理でなければ頼みたいと思った。仕事として本気でやってほしい。」

やっとたどり着いた結婚式のアイテムを私に依頼してくださったことが嬉しかったです。それに加えて今はプロのデザイナーとして仕事をする私に対するリスペクトもしっかりと表現してくれたこと、身が引き締まる想いでした。もちろん二つ返事でお引き受けしました。

2

お客様からのオーダー

Sさんからのオーダーは「家族として大切にしているテグーの『ビビちゃん』を入れたい」という一点のみでした(テグーはモルモットやチンチラなどのテンジクネズミの仲間)。デザインは完全にお任せとのことでしたので、以下の点をデザインのポイントとしました。

・新婦のパーソナリティを考えストーリー性のあるデザインに、かつテグーのビビちゃんをストーリーテラーとして構成する
・ご夫婦それぞれの出身地が違うことを活かす
・遠方で中々一堂に会することができないご両家の皆さんにも笑顔になってもらえるようなパーツを使用する
・印刷もお任せいただいたため、紙質もお二人のパーソナリティを反映したものにする
・デザインそのものはシンプルで、時を経て見ても心が温かくなるような普遍的なテーマにする

3

制作のポイント

式を挙げるお二人の出身地である富山県と東京都を、ビビちゃんがマリッジリングを届けることで繋ぐデザインを提案しました。結婚式の前に届く招待状と、当日会場で見る席札を通してストーリー性をもったものに仕上げたかったためです。

・招待状
左側に富山の印象的な建物、右側に東京駅の駅舎などを背景にした景色の中、ビビちゃんが式場までマリッジリングを届けにいく姿。
・席 札
マリッジリングを持ったビビちゃんが式場に到着し「着いたよ!」と誇らしそうに笑っている姿を描きました(こちらは各参加者へのメッセージカードを差し込めるスタイルに)。

また今回は用紙の選定や印刷もお任せいただいたので、お二人をイメージしてクラフト感と清潔感の両方を兼ね備えた特殊紙を選びました。そこに結婚式の特別な一日を演出する「光」をイメージしたスワロフスキーのラインストーンで装飾し、高級感や特別感・繊細さを表現しました。

4

その他エピソード

Sさんは古くからの友人でありながら、こちら側の労力や仕事としての相場をしっかりと理解し尊重してくれました。お互い成長して大人として向き合えたこと、なにより大切なSさんの人生の1ページに花を添えられたことに感激したお仕事でした。

デザインの主役であるビビちゃんの制作には特にこだわりました。元になるお写真をトレスしてみたり、逆に極端にデフォルメしてみたり。しかしトレスのままだと全体との親和性が悪く浮いてしまうし、デフォルメしすぎるとモノトーンのオシャレ感と乖離がありますから塩梅が難しい。最後にはSさんから感激の声をもらい嬉しかったです。その他の細々としたパーツも丁寧に作っています。

制作中に何度か確認作業をしてもらっていたのですが、あるタイミングで富山県を象徴する建物のパーツを旦那様にお見せすると…
「・・・え、まって?すごい、ミラージュランドやん!!これはミラージュランド!!!」と反応してくださったそうです(笑)
地元の方が思い出の建物だ!と喜んでくださったことで、こちらも「あ、この方向性とクオリティで間違っていないんだな」と自信を持つことができた瞬間でした。

5

お客様からのメッセージ

S.T様側からも今回の作品についてメッセージを寄せてくださいました。

「人生で一度きりの結婚式。招待状から席札まで一貫したデザインにこだわりたかったので、ネットなどで様々なサンプルを探していました。しかしどれもどこか物足りなくて、自分たちらしさが感じられません。そんな時、頭に浮かんだのが古くからの友人で自分の趣味や好みに理解のある彼女でした。
初めての依頼で不安もありましたが、最初のヒアリングで料金や納期など丁寧に説明してくれて安心しました。
私たちにとって大切な家族であるデグーのシルエットイラストも、納得がいくまで何度も何度も修正を重ねて仕上げてくれました。出来上がった時は、イラストなのに「すごい!これはしっかり、うちのビビだ!」と感激してしまいました。
さらに、席札にメッセージを書きたいという私の希望に対しては、書き損じを防ぐためにメッセージカードを分離式にしよう!と提案をしてくれたのでとても助かりました。当日、普段あまり涙もろい方ではない義理の母がそのメッセージカードを見て涙を流しているのを見て、書けて良かった、と温かい気持ちになりました。
そして最大のサプライズは、披露宴の最中にデザイナーの彼女から電報が届いたこと。号泣でした。
今回は心に残るデザインと、メッセージをありがとうございました。」

           

その他の事例

           

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